ポールと3年 [ザ・ビートルズ]
すべてのアンコールが終わって、
次第に明るくなるドームのステージに無数の紙吹雪が舞い、
ついさっきまでの“熱唱”の余韻に浸っているとき・・・
周りの席はいっせいに我慢していたトイレに(笑)
または駅までの大混雑を考え帰りの出口か、
いやグッズ売り場の列かもしれないけれど、
とにかくガタガタとあわただしく移動が始まった。
ああ、もったいないこの心に残るようなエンドロールを見ないなんて・・・
去年の長時間待ち続けた挙句の中止という残念を経験している我々は、
早めに家を出たけれどまだ心からの安心はしていませんでした(笑)
で、ホントに来るのか?この目で確かめようと、
奥さんに先にグッズ売り場に並んでもらい自分は歩道で待つことにしました。
いわゆる“入り待ち”です、ところが待てど暮らせどなかなか現れません(笑)
警備の人が走ったりすると後ろから一斉に車道側に押されます。
1時間ほど待ったところでタイムアップです。
長蛇の列の中から奥さんを見つけ、ずるして“横入り”します(笑)
もう大分品切れが有るようでアナウンスされるのですが良く聞こえません。
やっとドームホテルの真下に着いた頃には、
とりあえず何か記念になるものを買って帰るしかないと、
ここまでは完全に出遅れた感じでしたね。
入場入り口に並ぶあたりから少し“運”が向いてきました(笑)
この人たちは何をしているかと言うと、
ドームの外周路でなぜかこの場所だけは開閉する部分があり、
壁が薄くなっているのです。
で、聞こえるんですよ、ポールの声が!
壁に張り付く人達の様子をご覧になれば分かるように、
サウンドチェックの音が漏れ聞こえるのですね。
楽器の音はもちろん、かすかにポールの歌う声が聞こえると、
誰が言うともなくイントロ当てクイズのようになっていました(笑)
でー、実のところ入り口のゲートと通路の番号をを勘違いいたしまして、
ずいぶん手前からドーム内に入ってしまい、
人混みに押しだされたところが偶然にも開店したばかりのグッズ売り場の前で、
外で売り切れだった当日限定のTシャツをゲットできました(笑)
ステージには去年より遠かったけれど、
ほぼ真ん中で左右のモニターが同時に見えるまあまあの席でした。
今回は写真撮影は"プロ仕様”でなければ動画以外はOKとのこと、
ミラーレスの一眼あたりが判断の境なのかな。
もう少しまともなカメラを持ってくれば良かった・・・
ポールがライブで必ず使うこのレスポール、
元になっているのはギブソンがチャリティーイベントのために作った、
3mを越えるギター型のモニュメントです。
rosie brooks(ロージー・ブルック) 女史のイラストが全面に施された、
このモニュメントにポールは出来るだけたくさんのサインを書きました。
もちろんイベント終了後オークションで高値が付いて、
より多くの寄付を得られるようにするためです。
ポールはご存知のように社会福祉や環境問題に、
とても積極的に取り組んでいますね。
彼のような高所得な資産家がチャリティーに熱心なのはとても正しいと思います。
小児がんの子供を救うために協力を惜しまなかったポールに、
rosie brooks 女史は彼のギターにもこの素晴らしいイラストを手書きしたそうです。
「The Long and Winding Road」は我々夫婦にとって思いで深い曲です。
もう忘れてしまうほど昔の結婚式で使った曲なんですが、
文字通りこの30数年は長く曲がりくねった道でしたねぇ(遠い目)
感無量というやつですな。
最近のライブではヘフナーと同じ位使用頻度の高いマーチンD28ですね。
バラードからシャウトする曲まで器用に使いこなしていますが、
手元をじっと見ていても実にスムーズな指の動きに恐れ入ります。
憧れのポールに会いに行ったのにオマエはいったい何を見に行ったんだい?(笑)
マジにこんなサイズが肉眼で見える大きさです(笑)
マジック・ピアノで一緒に思い切りライフ・ゴーズオン・ブラです。
このマジック・ピアノのデザイン柄のトートバッグがグッズにあったのですが、
8000アウトゼアという価格にもかかわらず即完売で、奥さんを悔しがらせました(笑)
マジック・ピアノの裏側はこんな感じです。
ギブソンのテナーウクレレで始まるジョージの「Something」ですね。
このウクレレは同年代の同じものを弾かせてもらいましたが、
思わず欲しくなる楽器ですね・・・
やっぱりこのヒトはヘフナーのベースが似合いますね。
さすがに容姿は歳を感じさせますが、背筋を伸ばした立ち姿は変わりませんね。
こればかりは歳を重ねると分かりますが、こういうシャンとした姿勢は取れません(笑)
相変わらず、足元のディスプレィをチラ見しながら“得意な”日本語で会場を沸かせます。
お、来るな「007 死ぬのは奴らだ」の花火は分かっていても驚きますね(笑)
よく見るとプロジェクト・マッピングを使って視覚にも迫力を感じさせていました。
「Hey Jude」でとりあえず“第一部”終了(笑)
この日は時間が押していたので、すぐにアンコールスタート。
おなじみピックガードが右利きのままの’64テキサン、
そして「Yesterday」・・・
最期まで盛り上がる大観衆も、
後ろから見ると大半は“団塊”の世代と分かりますね(笑)
やや時間が経ってしまったので感激は少し薄れていますが、
1年待ってもまた行きたくなるような、いや行かなければならないような、
素晴らしい時間を過ごしました。
サー・ジェイムズ・ポール・マッカートニー、本当にありがとう。
2015-05-16 22:26
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コメント(7)
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日ごろの行いが運を呼びましたね、 当日の熱気がじゅうぶん伝わってきます。来年もまた来るんでしょうね。
by conta (2015-05-17 10:10)
今回は、耳も目も、そしてグッズも満喫できたようで、
本当によかったですね!
団塊世代のカンフル剤として、
来年も再来年も、来日して欲しいものですww
by ねこざかな (2015-05-18 01:34)
10年来愛読させていただいておりますが、初めてコメントさせていただきます。
同じ日にドームで観ました。あの72歳のパワーを見せつけられてから、「疲れた」とかの言葉は禁句にすることにしました。(^_^)
by E99X (2015-05-18 18:00)
contaさん
いつもコメントありがとうございます。
去年のこともあり世間は静かでしたが、
ドーム周辺はパワフルな年寄りで溢れていましたよ(笑)
もう3年通ったのだから道は迷わないでしょう(爆)
by 1275GT (2015-05-18 21:37)
ねこざかなさん
こんばんは、お手数おかけします(笑)
コレでツアートラックのミニカーやら、
ヘフナーベースのミニチュアなんかがあったら、
爆買い間違いなしですね(笑)
もし、来年も来るなら・・・武道館の、
“入り待ち”に行ってきます。
by 1275GT (2015-05-18 21:55)
narup-4さん
いつもnice!をありがとうございます。
by 1275GT (2015-05-18 21:59)
E99Xさん
初めまして、コメントありがとうございます。
相変わらず毒にも薬にもならない内容ですが、
これからもダラダラ続けていく所存です。
ドーム行かれたのですね。
たぶん、ポールも少しずつはしんどくなってきているのでしょうが、
こっちの方がより劣化が早くて目立たないのでしょう(笑)
あの歳まで元気に遊ぶのが当面の目標であります。
by 1275GT (2015-05-18 22:20)