ミニカー三昧の日々 [ミニチュアモデル]
今までで1番長く続いた趣味はミニカーコレクションである!と、断言できます。
最初の1台を手に入れた幼児のころから、
そして、かなりパワーが落ちてきてしまった最近でも、
何よりも見ると欲しくなる“物欲”は相変わらず衰えることはありません(笑)
今は価値のある高価な古いモデルにはこだわらず、
気に入ったものを中心になんとなくコレクションしているので、
量的には以前より多くなってしまっているかも・・・
でも、車種的にはもちろんやっぱりミニが中心ですが。
最近、'13年に英王室にジョージ王子が誕生された時には、
コーギーではこんなブルーのミニを作ったのでした。
で、去年のシャーロット王女誕生の時、今度はピンクのミニが作られました。
幾分小ぶりなパッケージやあっさりした作りは、
第二子ということもあるのでしょうかねぇ?
ベースになったミニカーはもう数十年にわたって作り続けられている、
“例の”1/36のちょっと大きめのアレです(笑)
でも、こんなお祝いの記念にも使われるのは、
ミニの持つこのカタチの愛らしさの役得なんでしょうね。
さて時代は遡って、シャーロット王女の祖母にあたる、
故ダイアナ元妃が結婚した’81年にはこんなオースチンメトロのミニカーが作られました。
なぜメトロなのか、というと・・・
プライベートではこの赤いメトロを愛用されていたからなのです。
この実車は今も博物館に収められているそうです。
初期のメトロはエンジンなど駆動系はミニそのままでしたが、
ハイドロガスの足回りと、サイズの割に広い新しいボディが好評で、
安価なスモールカーとしてよく売れました。
(メトロには別の意味もあるので、発売時はミニメトロと称されました)
今、まさにメトロのドアを開けようとしているダイアナ妃、
結婚直前の画像なので周りには報道陣がいっぱい。
まるで輝いているようにとても美しいですね。
もちろんこの後に起こった、いくつかの不幸な出来事、
特に悲劇的な結末は多くのひとの知るところですが、
まだ若い頃のダイアナ妃が小さなミニメトロを愛用していたなんて、
いかにも英国的ですね。
英国王室関係では、エリザベス女王の即位60年記念のミニも出ていますね。
これもコーギーの作です。
最近メディアで天皇陛下が御所の中でクルマを運転する画像が流れましたが、
その時運転されていたのが、長年愛用されているという、
きれいな’91年型ホンダインテグラでした(しかもMTです)。
普段、皇室の出来事に特別興味はないのですが、
その古いモノを大事にする気持ちに思わずハッとしました。
ちなみに、今はわかりませんがエリザベス女王も、
普段の通勤にはご自分で運転されていたようです。
車種がとても英国的ですね(笑)
さて、今でもこんなにミニカーとして愛されているわれらがミニですが、
はたして実車はどれほどの台数がいつまで作られていたのでしょうか?
ミニカーでは100万台目と400万台目のラインオフのミニカーがスパークから、
最近、1275GTの記念車はコーギーからも出ましたね。
’59年に登場するや、わずか7年で100万台を売り・・・
10年かからずに200万台を売る大ヒットとなったのでした。
400万台以上を送り出した’70年代にも、まだミニ1000は作られていましたが、
メーカーとしては最新のクラブマンをアピールしたかったのでしょうね。
モデルは左がコーギー、右がスパーク。
しかし、この時すでに生産開始からもう10数年が過ぎ、
さすがの先進的な設計も色あせ、外観のデザインを変えても、
思うように売り上げは伸びなかったようです。
ウチのチェルシーが作られた80年代後半になってついに、
ミニは500万台の大台を突破します。
皮肉なことに当時期待されたクラブマンは生産を終えており、
(オーストラリア、ニュージーランドでは独自に進化して生き続けていました)
クラシックなオリジナルミニが何度目かのブームを起こしていたのです。
特に日本の盛り上がり方はすごくて、毎年1万台近いミニが上陸していました。
後に“英国病”とまで言われたイギリス経済に少しは貢献したのかな(笑)
ご存知のように、2000年を持って長かったミニの歴史もピリオドを打ちます。
総生産数は5378776台と言われています。
さて、なかなかミニカーにならなかったミニクラブマンですが、
ここにきてスパークのサルーンとGT、ラリー仕様など、
待ち望んでいたワタシにはうれしい展開になっていますね。
なんせ過去にはデインキーのこれしかなかったことを考えると隔世の感がしますね(笑)
コーギーの1275GTはハンドルの左右を作り分けるなんて、
これって昔ビテスも使った禁断の小技じゃないの(笑)
て、思ったら今度は日本ナンバーかよ!
しかも商品名までカタカナにしているし・・・(笑)
やっぱり、待っていたのはこれでしょうね。
ロングマンのレースカーは有名ですが、これのバリまで出したらエライ(笑)
こういうセットモノは一気に量が増えるのでいつも悩みますが、
こんな素敵なのばかりなら・・・って、ろくに見ないで箱入りじゃもったいないですね。
ジワジワ、時にはドカドカと増え続けるミニカーの収納場所に困り、
本気でトイレに並べるのも考えているこの頃です(笑)
2016-02-27 11:35
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コメント(4)
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すごいコレクションですね、恐れ入ります。 ついにトイレまで浸食・・・・ありそうですね(笑)
だいぶ前に写真家のハービー山口氏がまだロンドンで駆け出しだったころ、当時まだ結婚前のダイアナ妃が愛車のメトロに乗り込むところを撮ったスナップがありますよ。 (Natural Glowというカメラ雑誌37号に載ってます)
by conta (2016-02-27 15:32)
contaさん
いつもコメントありがとうございます。
寝床にある備え付けのケースもぎゅうぎゅう詰めで、
もういパッケージのまま重ねてあります(笑)
いいスナップですね、
ミニメトロのミニカーは種類が少ないのですが、
赤いのがあったらやっぱり欲しいですね(笑)
by 1275GT (2016-03-02 22:02)
お腹いっぱいのミニカー特集、眼福多謝であります。
王子&王女のミニ、かわいいですね!
どうせならパッケージも揃えたらいいのに・・・
さらに欲を言えば、皇室の記念玩車も出ればいいのに(煩悩)
クラブマンの怒涛のバリ展開、
貴兄のうれしい悲鳴が聞こえてきそうです(笑)
by ねこざかな (2016-03-11 11:34)
ねこざかなさん
いつもコメントありがとうございます。
英国の王室は割とオープンなので、
ご家族の普段の足なども知ることができますね。
もちろん公式な行事用のロールス(ベントレー)なども、
昔からミニカーになっているのはご存知だと思いますが。
ミニはどうやら商品化にあたってのBMWへの許可が、
結構な額なようで、
たくさんのバリで元を取らなければいけない様子(笑)
by 1275GT (2016-03-13 15:01)