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ディ・チューニング [MINI]

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爺もまだそれなりに若かったあの頃、MINIはドライビングの腕を磨くのに丁度いい存在でした。
サーキット走行のチャンスがあればレース用のバイヤスタイヤに履き替え、
エンジンもチューニングに力を入れてスピードも存分に楽しみました。

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スプリットウエーバーというキャブは構造上2機のウエーバーキャブを半々にして使うので、
最初の頃はセットィングに苦労したのですが、
何とか調子が掴めてからはほぼ実に20年近く楽しませてくれました。
元々のキャブの状態から数えるとよく持ったと思います・・・
当時ものというか昔のものは長持ちするんですよねぇ。

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こちらも20年近く前に乗り始めた1275GTですが、
更に尖った仕様だったのをここ数年かけてデ・チューンしています。
ワタクシとて悲しいかな‶生きもの”である以上老いは隠せません・・・
これからはクルマの方から寄り添って貰うつもりです(笑)
ウチのMINI達の主治医(悔しいかなワタシより大分若い)に話したら、
「高齢でも、まだまだ元気に乗っているヒトはたくさんいますよ。」って言われましたが、
ただ持っているだけにはなるまいと頑張っています。
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そんな気持ち [MINI]

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20年近く楽しんできた‶スプリットウエーバー”から懐かしい‶SUキャブに戻りました。
優れたピックアップや鋭い加速が魅力だったキャブレターでしたが、
ウチのは貴重な当時物のイタリア製ということなので寄る年波には勝てません。

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英国車に関わらず古いクルマのパーツの入手困難が続いているので
いつかは必要かと少し前に新品のSUキャブを1セット手に入れておきました。
MINIでさえ現存する個体の数は減る一方なので適合するパーツの生産も減っています。

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年内に走れる状態にしてして頂いたおかげで休み中にナラシを済ませ、
今年最初の‶さくらモーニング”に参加できました。
キャブも安定してヒーターも完璧に効き快適でした・・・
ペダルを踏んだ時、いまいちパンチが無いのを除けばですが(泣)
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MINIは人を呼ぶの例え [MINI]

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どこまで続くコロナ禍の自粛生活、とうとうネタも枯渇しました(苦笑)
なんか”ないかなぁ”と、11月もさくらモーニングクルーズへ早起き散歩。
他のイベントと被ったとかでいつもより空いてます。

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大分台数も増えてきたのでウロウロしていると「ん」・・・これはもしかして、
ミニの周りを眺めているとどこかで見た懐かしい顔が近づいてきます。
向こうもこちらも確信が持てず、もしかしての一言はほぼ二人同時でしたね(笑)
あれから25年の時が過ぎたということが信じられません。

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M君はワタシがMINIを買って初めて入ったクラブのメンバーでした。
当時の古い写真に小さく映るシルバーのMINI、その向こうには我がチエルシーも見えます。
多分どこかのツーリングと思われます。

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何回目かのブームでMINIがたくさんは走っていたころですね。
いたるところにMINIのクラブが結成され毎月のように列を連ねて走り回りました。

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やがて熱が冷める順番のようにクラブは解散していったのでした。
それでも残された好きな人たちが大事に乗り続けて旧車のイベントで会うのです。
N君と30年以上もあの時のままで時をすごした綺麗なMINIでした。

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我が家の"30年超“チェルシーも一緒に歳をとっています。

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この日偶然に出逢った3人はそれぞれワタシの大切なMINI仲間ですが、
全員がワタシ以外初対面という珍しい出会いなので記念に写真撮影を・・・
不思議なことですがMINIは本当に会いたい人を呼ぶのです。
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T CARのある幸せ [MINI]

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やっと涼しくなってエアコンの無いミニでも出掛けられる季節になりました。
数々の制限も解除された日曜日、久しぶりに〝さくらモーニングクルーズ”へ行ってきました。
(1275GTの写真の多くは会場で撮っていただいたものをお借りしています)

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実は出かける直前まで車検から戻ったチェルシーで行く予定でしたが、
今回の車検はほぼ20年近く使い続けてきたキャブレターのOHもお願いしました。
ジェットやチューブ等の細かいパーツの交換をはじめベンチェリーサイズの見直し等、
隅々まで手の入った丁寧な仕上りでした。
セッティングは自分でやります、もちろん見よう見まねの自己流ですが(笑)
もう少し納得できるまで時間をかけることに・・・
と、言う訳で急きょGTでの参加になりました。

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朝まで迷っていたので急いで暖機をして荷物を詰め替えて出かけました。
気合いを入れて走ったので少し早めに到着です。

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それでも先着の方々で次から次へと埋まって行きます。

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いくつになってもあこがれのポルシェ911、できれば’70年代後半のS!
その頃やっと手に入れた924Sを‶宝物”にしていたワタシは、
最近、当時の古い雑誌で偶然、あの頃中古の911Tなら何とか買えたという事実を知り、
できれば昔にもどりたいと・・維持費がどんなにかかろうとも(笑)

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VWビートルは年式やモデファイの程度で2台と同じものはありません。
アメリカに大きなマーケットを築いたビートルは、
今でも豊富なパーツやアクセサリーに恵まれています。
最近英国製のパーツ難に悩まされているミニオーナーには羨ましい状態ですね。

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ビートルのもうひとつの世界”バギー”、これも深そう・・・(笑)

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ミニモーク、フルカウル?もう少し若ければこのてもあったな。

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お昼も過ぎて次第に熱くなりそうなので早めに帰路についたのですが、
GTはパワーがある分発熱量も多くてラジエーターの電動ファンを回して、
奥さんは首掛けファンを全開で帰って来ました。

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と、これを書いてるのは次の”モーニングクルーズ”の直前というあわただしさ(笑)
さらにチエルシーのキャブセットが中々うまくいかなくて・・またまたまたお休みかな。
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老いたペットと [MINI]

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本当に久しぶりのイベントだったのに雨に降られ、帰りはトラブルでレッカー車で帰還という、
運の無さを絵に描いたような散々な一日でした。
最近は走る度に何が起きるというGTですが(苦笑)
元々サーキットでも走ろうかというような仕様のままで近所の買い物に使われるのは、
GTにとっては想定外でしょうから文句の一つも出ても当然でしょうねぇ(笑)
で、工場へ向けてスタンバイです。

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いつもお世話になっているクーパーガレージ様の登場です(一同礼)
エンジンの状態が不明なので手押しとウインチで積載です

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いきなりエンジン音が変わって坂を上らなくなったので心配しましたが、
後日、検査の結果圧縮の問題はなく、電気系統のトラブルで一件落着でした。
今までトラブルが無かったパーツだったのでスペアパーツを用意しなければ・・・
古いクルマを維持するには根気よく愛情をもって接すること、と言われますが、
老いたペットと暮らすようなものなのかなと思いますね。

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修理を終えて細かな消耗パーツの交換を済ませたGTを降ろして、
今年で新車から34年目を迎えるチェルシーがもう何回目か分からない車検に出発しました(笑)

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ここしばらくはコロナのせいもあって調子を維持する程度の距離しか走りませんでした。
暖機しては停止しての繰り返しでいつしかプラグは真っ黒に・・・
これはワイヤブラシではだめで、ブラストをかけるか高速でプラグを焼かないといけないと、
元々プラグは消耗品、思い切って新品に替えてみたらエンジンのかかりのいいこと(笑)

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ギターの整理もあらかた進んでスッキリしてきましたが、
日が経つにつれ複雑な寂しさに悩まされています(涙)
覚悟はしていても”あの頃の”思いは消えませんねぇ。
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曇れ、のち、雨降り・・・ [MINI]

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世の中なんでもすべて自粛ムードであふれ、まるで我慢することを競い合うような毎日ですね。
さすがにいささか疲れ果てていた時、県内で長く続いているイベントの、
”さくらモーニングクルーズ”が久々に開催されるとのこと、
参加しようか迷ったのですが屋外の広い会場なので少しだけと思い出かけてきました。

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今回はいつもと違う少し離れた公園での開催になるということで家からは少し遠いです。
ここは初めて行くので何人か知っているひとに場所を聴いたのですが・・・
もちろんGTにナビは無いのでスマホを駆使ししたのですがそれでも難しかったです
「迷うぞ!」の教え通り散々迷って大分にぎやかになった頃にやっと着きました(笑)
なんとか開いている隙間にGTを止めると早速ミニ乗りの方々と楽しい会話がスタートです。
(文中の一部画像はお借しました)

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ここは特定のジャンルは無いルールなので、ありとあらゆる車種で一杯です。
多くのVWやスーパーセブン、ロータス等に交じって珍しいクルマや国産旧車もあって飽きません。

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間近かで見る珍しいクルマに思わず足が止まります。

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途中で予報通り雨が降り始めそろそろ解散の時間に、
偶然ご近所さんと判明した女性ミニオーナーと銀塩カメラについて語ったりして、
爺さんは久しぶりにエネルギーを充填したのでした(笑)

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楽しい時間はアッと言う間に過ぎてしまい、久々の雨の中をミニで帰りました・・・

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と!・・・いい感じに飛ばしていたらエンジン音がなんか変・・・
最初はミスファイアみたいな音が出始めて、次第に上りでチカラが出なくなり、
やむなくそばの公園の駐車場へ不時着。

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思い当たるところを探ってみても一発で直せるわけもなく、
次第に雨が強くなり、駐車場の閉鎖時刻も気になったところでギブアップ(苦笑)

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こんな時のためのJAFと保険をフル活用して待つこと15分、はや[exclamation][exclamation]・・・
事前に電話で確認したように我々夫婦とミニを我が家に送り届けてもらいます。
JAFのレッカー移動は15キロまでなので足りない分は保険会社が持ってくれます。

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以前に那須の山中でエンジントラブルで止まった時もありましたが(この時はチェルシー)、
一緒に行ったクラブの仲間たちの助けもあって何とか無事に帰れました。
そんな経験もあってか奥さんはちょっとぐらいの出来事では平気なんですが・・・

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どちらかが乗る事になった牽引されるGTに、乗る事をかたくなに拒んだのです・・・
理由は”外から見られたら恥ずかしいから”だそうです(笑)

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と、言う訳でワタシが無人のまま走行するGTの助手席に乗るという、
貴重な体験をする羽目になりました。
どいう仕掛けかたまに揺れるステアリングが不気味でしたが(笑)

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慣れてくると車窓を眺める余裕も出来て、懐かしい寝台特急カシオペアを思い出します。

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まぁこんな感じですが・・・

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隊員の方がアップダウンを避けて旧道を選んでくれたおかげで、
思わず居眠りをしているうちに無事に帰り着きました。
古いクルマに乗っていると思わぬトラブルはつきものです。
今回は運よく助けてもらえましたが・・・
まぁ、色々あって面白かったぐらいの気持ちで付き合いましょう(笑)
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どうなるコロナ [MINI]

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(クーパーガレージ様、詳細な画像をいつも恐れ入ります)

いつもより充分にウォームアップしたエンジンが快音を発して加速していた刹那、
GTの車内にいきなり響き渡る不協和音・・・バババババ(嗚呼)
うおぉ!なんなんだ?うーん、この音は聞いたことあるぞ!

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チェルシーとの32年間の長い付き合いで2度ほど経験したガスケットの吹き抜けだな。
画像はチェルシーの1番2番が抜けたときのものですが、
排気量のあるGTはさらに隙間が無く高い圧縮にガスケットの2番3番が音を上げたと思われます。

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不幸中の幸いは家ににたどり着く寸前だったことで、
一人で何とかガレージに押し込んでボンネットを開けてみました。
GTでは初めての出来事にやっちまった感で心臓が高鳴ります。
勿論、外したら二度と元に戻せない”ペーパーメカニック”のワタクシが(笑)
外から見てわかるはずもなく、いじり壊したら元も子もないので主治医いに助けを求めました。

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何とかローダーの後ろまで押して行きウインチで引き上げて工場へ向かいます。
毎度のこととは言え数えきれないほどのお迎えに感謝しつつの20数年間です(驚)

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その20数年前に組んだヘッドはレース用の圧縮の高いイレブンスタッドでしたが、
ドライバーの年齢と共に全開走行などの過負荷がが減ったせいかよく持ちましたね(笑)」
今車のチューニングパーツと違って昔のは完全なレース用なので耐久性は無視されています。
生産終了後のミニを買って気軽にサーキット等を楽しみたい方には向かないことは、
この”楽しくも苦難の連続”のブログでお分かりですよね(笑)
まぁ、乗らなければ長持ちすることも証明していますが・・・

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積もり積もったカーボンの除去やバルブその他の点検の結果、
幸いガスケット以外のダメージは逃れました(ホッ)
ワタシのようなメカオンチでも何度か経験するうちに、
すぐにエンジンを止めるぐらいのことは学んだので大事になるのは救われました。

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暫くは心配しなくともいいように、メタルガスケットを奢ってみました。
あちこち痛みが出てきたGTにはオーバークオリティなんでしょうが・・・

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最近、前の方からガタガタ音がするのはスタビのブッシュが崩壊したためでした。
大分昔に通販で買って自分で取り付けたパーツですが・・・
経年劣化がちょっと怖い感じです。

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最近付けて貰ったクーパーガレージ製のリヤスタビのクオリティの高さが光りますね。

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ピカピカのエンジンを見ると昔このミニで走り始めたころを思い出します。

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ほぼドンガラの状態から当時でも貴重だったパーツを惜しみなく組んで、
長年の夢をかなえたことは何回も書きましたが・・・
最近ドライバーの老化に伴ない少しづつデチューンしていることも書きました(笑)

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と、言う訳でGTはまた元気に走り始めました。

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ご存知のように、今世の中は未曾有の危機にさらされています。
道端の早咲き桜でも見て、ジッとして社会貢献します。


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もう少し遠くに行ってみる [MINI]

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急に冬になったせいで、いまいちジェッティングが合わず微調整です。
去年の冬のデータを参考に走りながら様子を見るのですが、
いい感じになったところで欲を出してまた振り出しに、あるあるですけどね(笑)

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さて、もうひと月ほど経っちゃいましたが古いミニ友達のお誘いで、
栃木県の下野(しもつけ)のキャンプ施設に行ってきました。
クーパーガレージの社長から「バイパスは空いてるから・・・」と聞いていたので、
白いバイクや”怪しげなクラウン”に気を付けながらも平均〇〇キロで飛ばしたのですが、
トイレ休憩と合わせて2時間プラスほどかかりました。
途中で”まだ?”なんて言われながら到着すると、”ね、近かったでしょ”・・って(笑)

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指示通りに奥に進んで行くと、懐かしい面々が待っていてくれました。

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今回のイベントは我らが愛するミニをこの世に生みだしてくれた、
サー・アレックイシゴニス卿に感謝をささげるという壮大な催しですが、
だいたいお昼ぐらいに集まって、だいたい夕方ごろに流れ解散という、
自由に過ごしていいユルい内容になっています(笑)
あちこちで仲間や知り合い同士ミニを中心にひと時を過ごす、
こんなイベントはやっぱり楽しいですよね。
参加証にいただいたセンスの良いステッカーやワッペンもうれしかったです。

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’90年代初めの頃あちこちで作られたミニのクラブは、
台数を競うようにミニを連ねて”ツーリング”をするのが常でした。
そんな中で知り合った仲間と今でも楽しくミニを語れるのは実にすごいことです。
ちなみにワタシのいたクラブの集合写真で残ったのは私を含め2名だけですから(泣)

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厚かましくも手ぶらで参上の我々夫婦を、食事や飲み物等フルサポートで接待して頂いた、
クーパーガレージ様と宇都宮ミニ乗りの皆様には感謝感謝です。
昔話を聞いてもらえるのは寂しい老夫婦には何よりありがたいことです(笑)

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風が冷たくなるころ、「最近暗くなると目がどうも・・・」かなんか言いながら、
後片付けもそこそこに会場を後にしたのでした・・って返す返すお世話になりました。
もちろん帰りは全開です、速かったなぁ(笑)

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1452Sさんまた呼んでください、次は朝から行きます。

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はじまり [MINI]

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「ある朝、顔を洗って鏡を見ると険しい顔をした老人がこちらを睨んでいる・・・」
尊敬する小林彰太郎さんが書いた何かの記事の書き出しです。
元の文章にもう一度会いたくてネット検索や、階下の倉庫の古いCG誌を調べても、
膨大過ぎて見つかりませんでした、したがって不確かな記憶だけですが・・・

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この後小林さんは早速アルヴィス3¹/₂ℓのベアシャシーを英国に送り、
長年の構想であったオープン・トゥアラーに仕立て上げた話・・・だったと記憶しています。
1枚目の写真は完成したアルヴィスを英国で試運転しているところですね。
ウインカー代わりの手信号が何ともマニアックですねぇ。
”一生に一度の贅沢”というのを教えていただいた一文でした(笑)

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自分もそろそろ軟着陸用の落ち着き場所を探さなければいけない歳ですが、
諦めてしまうにはまだ惜しいような気がして・・・
”ならば”と修理を含めまだ乗り続けられる仕様に手を入れてみました。
自らの判断でキーを置くまでは乗り続けてやろうと思ったのです。

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ここからはかなりマニアックな内容になるので“?”なヒトは読み飛ばしましょう(笑)
画像は主治医のクーパーガレージさんからの無断借用となっております、社長お許しを。
オイル漏れの原因はプライマリーギアのブッシュが摩耗したために、
クランクシャフトにガタがでてオイル漏れを起こしていたのかもしれません。
このブッシュの加工はかなりシビアな作業なので、熟練の技術にお任せいたします。(笑)

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素人考えでは、トラブルの原因は正しいオイル管理もせずに、
定期的に走って駆動系を潤滑することもしなかったせいかと・・・
つまりほとんど乗らずに、たまに暖機もそこそこに近所を走ることを、
十数年続けたつけが回って来たんですね。

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さてここまで行ったのなら、主治医のおすすめに従ってフライホイールを取り替えます。
今までのは写真のようにバイクのキャストホイールみたいに肉抜きしたスカスカのでした。
アクセルを踏むと素早く立ち上がり、離すとタコの針がストンと落ちるような、
絶えず回転数を稼ぐために軽くなっている、ウルトラライトというヤツでした。

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これを少し重いのに変えれば、電光石火のシフトチェンジからも逃れられます。
これは丁度良さそうなのを英国から取ってもらいました。
まるで岩を踏みつけるようなメタルクラッチも少しは軽いのに変えれば、
難しいミートやジャダーからも救われますね。

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今までナンバープレートの裏側に張り付いていたオイルクーラーを、
風の当たる場所に移すためにカッコいいナンバーステーを作ってもらいました。
やっぱり正解はここだったんだいい感じですねぇ(笑)

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これからどれだけ楽しんで乗れるかわからないけれど、
なんだかワクワクしてきました・・・
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直撃! [MINI]

台風19号で被災された方々、今も避難施設などで不自由な生活を送っている方々、
心からお見舞い申し上げます。
緊急速報がレベル4を知らせたときには、我が家も一時はガレージの水没を覚悟しましたが、
何とか最悪の事態だけは回避できました。

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呑気な息子たちは、趣味のバイクを避難させるのでガレージを開けておけと・・・

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それぞれの愛車をガレージに詰め込んで「お願いね」と言われてもねぇ(苦笑)
水位が上がっても年寄りのチカラでは部屋に持ち上げることはできません。

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夜中じゅう吹き荒れる暴風雨と明け方まで鳴り響くスマホのレベル4の警報に、
とうとう一睡もせずにネットのライブカメラでジリジリ上がる水位を見ていました。

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翌日、「すごかったねぇ」とか言いながら何事もなかった様子で現れた息子たちは、
それぞれのバイクに乗って「ありがとね」とか言いながら帰っていきましたが、

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年寄りは疲れと安堵の気持ちでどっと眠気が出ました。

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建設省の広報資料より
国内でも有数な巨大地下貯水施設”地下の大神殿様”に感謝せねば・・・
こんな事態の中だというのに呑気な親子を災難から救って頂きありがとうございます。
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